つい先日、アメリカ・アラスカ州沖で発生したマグニチュード8.2の大きな地震がニュースになりました。
気象庁では「日本の沿岸では若干の海面変動があっても津波被害の心配はない」と発表しましたが、この地球のどこかで地震の被害があったのかと思うと胸が痛くなります。
10年前、東日本大震災があり、また今年の2月、大きな地震がありました。
一昔前までは「福島県は地盤が強いから地震は大丈夫だ」なんて言われていた時期もありましたが、今ではいつ揺れてもおかしくない状態です。
そうして現在、各個人の地震への備えは大切なものになってきています。
ところで、地震に備えるって言っても具体的になにをどうやって備えたらいいの?
そんな風に思うこともありますので、本日は地震への備えについてわかりやすい記事をご紹介いたします。
住まいへの不安を解消する【地震対策】
◆地震への備え
1.家庭で防災会議(一戸建て・集合住宅)
災害時に混乱せず、適切な行動が取れるよう、家族全員で次のようなことについて話し合いをしておきましょう。
・家族の集合場所
・家族の連絡先と連絡方法
・避難場所と避難経路の確認
2.非常階段を降りてみよう(集合住宅)
地震が起きたとき、たいていのエレベーターは止まります。
そんなときの避難経路が非常階段。
あなたは自分のマンションの非常階段がどこにあるか、どんな形態なのかご存知ですか?
普段から避難経路を頭に入れておくことはもちろんのこと、実際に自分の住んでいる階から、非常階段を使って1階まで降りる場合、どれくらい時間がかかるのか計ってみることも大切です。
◆いざ!という時に備える防災対策
1.防災グッズの用意
持病がある人なら常備薬、乳幼児がいれば紙おむつ、女性なら生理用品など、一人一人必要なものが違います。
市販グッズの中から足し引きして、自分なりの防災グッズを用意することが重要です。
食料品や薬は、定期的に点検して入れ替えましょう!
家族の写真を防災グッズに加えておくと、家族と離れ離れになったとき、捜索のための重要なツールとなります。
外出時に災害が起きたときのために、普段から持ち歩くのもいいでしょう。
緊急連絡先などを控えたメモも忘れてはいけません。
緊急時に携帯電話を持ち出せるとは限らないからです。
また、家族の役割分担を決めておくことも重要です。防災グッズを持ち出す人、避難経路を確保する人、火の始末をする人…。
速やかな連携プレーが決め手になります。
2.家具の転倒防止
地震が起きた際に家具・テレビなどの転倒を防止するストッパーやL型金物、粘着シート、また食器などの落下防止用の耐震ラッチなどが市販されています。
阪神淡路大震災で役に立ったグッズ BEST20
1位 | 懐中電灯 | 11位 | 使い捨てカイロ |
2位 | 食料品 | 12位 | カセットコンロ |
3位 | キッチン用ラップ(防寒、包帯代わり) | 13位 | 下着 |
4位 | ビニール袋 | 14位 | 薬 |
5位 | 小型ラジオ | 15位 | 紙コップ |
6位 | トイレットペーパー | 16位 | 飲料水 |
7位 | 乾電池 | 17位 | アルミ箔(耐熱食器として) |
8位 | ウェットティッシュ | 18位 | 紙皿 |
9位 | 手袋・軍手 | 19位 | 生理用品 |
10位 | 小銭 | 20位 | 帽子 |
◆地震保険への加入(一戸建て・集合住宅)
1.地震保険とは?
地震保険とは、地震・噴火またはこれによる津波を原因とする火災被害などを補償する保険です。
国と民間が協力して設定しているもので、保険会社が異なっても一律の内容です。
地震保険の加入は任意ですが、火災保険に加入していることが条件です。
地震保険では、火災保険でカバーされていない「地震を原因とする火災による損害」や「地震により延焼・拡大した損害」を補償します。
2.保険期間・保険料
保険期間は一般的に5年が上限で、保険金額は火災保険の30~50パーセントで、補償限度額は建物が5000万円、家財が1000万円となっています。
また、1点30万円以上の高級品は対象外です。
保険料は地域と建物の構造などにより設定されています。
また、割引制度として、1981年6月1日以降の建築または耐震等級1の住宅は10パーセント、等級2は20パーセント、等級3は30パーセント、それぞれ保険料が割引されます。
◆耐震改修【リフォーム】(一戸建て)
改修箇所は建物の設計や構造、劣化度合により異なりますが、瓦屋根の軽量化や床下(基礎部分)、屋根裏や壁に筋交い部材や金物で補強するなど様々な方法があります。
◆建て替え(一戸建て)
耐震(免震・制震も含む)のための技術は多種多様。
各社ごとにさまざまな技術を独自に研究・開発を行っています。
例えば、構造材である柱や梁、壁そのものの量を増やして密度を高める、強度の高い高品質な材を用いる、構造材の接合部分に特殊な金物を使うなどの工夫があります。
◆住み替え(一戸建て・集合住宅)
賃貸や中古住宅の場合、築年数が新耐震設計基準が導入された1981年以降の物件を条件にして探すと、地震の面では一つの安心材料になります。「免震仕様」、「制震装置」のある物件も希望エリアにあるか確認してみてください。
また、検索エンジン(Googleなど)で「都道府県名称」や「市区町村名称」+「ハザードマップ」で検索すると、その地域の地盤に関する情報が出てくる場合もありますので、参考にしてはいかがでしょうか。
一部出典:アクタス・ソリューション/サーフ・エンターティメント
地震の備えと一口で言っても、すぐにできることから、リフォーム・住み替えまで多種多様です。
ご自宅の地震の備えや耐震対策について、不安がある場合は弊社までご連絡下さい。
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