お家を買うときには必ず加入したほうが良いと勧められる、火災保険。
平時は別になくてもいいやと思わないでもないですが、地震や火事、水害などの天災があった時にはこれほど心強いものはありません。
マイホームの火災保険は、きちんと加入されていますか?
昨今では東日本大震災の余震を含め、大きな地震が起こりがちですし、太平洋側では南海トラフ巨大地震がいつか来る、と言われています。地震だけではもちろんなく、令和元年東日本台風による水害も記憶に新しいです。
本日は、お住まいの保険について、詳しい記事をご紹介いたします。
住まいの保険を再確認!
火災保険と地震保険の基本をおさらい
マイホームを購入する際には、必ず火災保険に加入します。
また、最近では東日本大震災や熊本地震など大規模な地震が頻発しているため、同時に地震保険も加入する人が増えてきました。
そこで今回は、マイホームを購入する前に必ず押さえておくべき、火災保険と地震保険の基礎知識について解説します。
◆そもそも火災保険とは?
火災保険といえば、わたしたちが最も良く耳にすることが多い保険かもしれません。
そのせいかマイホーム購入の際に不動産会社から加入を勧められると、大して説明も受けないまま契約している方がほとんどではないでしょうか。
そのためか、火災保険について間違った認識を持っている人も多いようです。
ここで基本的な知識を確認しておきましょう。
・ポイント1:火災保険は火災だけの補償ではない
意外と知らない人も多いのですが、火災保険で補償されるのは、火事になった時だけではありません。
例えば、落雷や水災、盗難、破損、汚損といったケースでも火災保険を適用して保険金の支払を受ける事ができます。
ただし、地震による火災は補償されません。
・ポイント2:本人の故意や重過失は補償されない
上記のようなケースであっても、本人に故意や重大な過失があるような場合には保険金が支給されません。
例えば、火の元の消し忘れなどによる火事については火災保険から保険金を受け取ることができません。
・ポイント3:住宅ローンを利用した場合、火災保険加入は必須
通常、保険に加入するかどうかは加入する本人の自由ですが、住宅ローンを組んでマイホームを購入する場合については、必ず火災保険の加入が必要です。
万が一、火事で家が全焼しても、住宅ローンの残債務はなくなりません。
そのため、金融機関としては住宅ローンを貸し出す際に、必ず利用者に火災保険への加入を義務づけ、万が一の際にも返済が可能なようにリスクヘッジをしているのです。
・ポイント4:家財については別途加入が必要
住宅ローンを組む際に、加入が義務づけられる火災保険の補償の対象はあくまでも「建物」です。
そのため、万が一火事によって家財が燃えてしまったとしても、それに対して一切補償されません。
建物部分とは分離している家の中の家財道具に関しては、別途「家財保険」を火災保険のオプションとして付帯させる必要があるのです。
これについては知らない人が多いため注意が必要です。
万が一家財保険に入っていない場合、ボヤ程度で済んだとしても、家財に対しては一切保険金が支払われないため十分注意しましょう。
◆そもそも地震保険とは?
これに対し地震保険とは、簡単に言うと火災保険のオプション商品です。
そのため、地震保険単体での加入はできません。あくまで火災保険とセットで加入することが前提です。
・ポイント1:保険金の上限
地震保険は保険金の上限金額が決まっています。
具体的には、主契約である火災保険の保険金額の最大50%までであり、建物5,000万円、家財1,000万円が上限です。
・ポイント2:補償の範囲
地震保険は地震による建物の倒壊や地震による火災、津波などの場合に適用できます。
地震による火災は通常の火災保険では適用できませんのでご注意下さい。
また、地震の際に発生する「液状化」についても保険金が支払われます。
その際は、液状化によって建物が傾いた角度、建物が沈み込んだ深さなどに応じて一定の保険金が支払われます。
・ポイント3:損害の区分
地震保険は建物の損害の程度を全損・半損・一部損の3段階で評価し、それに応じた割合の保険金を支払います。
詳細な支払条件については、建物と家財で違ってきます。
◆分譲マンションを購入する場合の火災保険について
分譲マンションのような区分所有の建物を購入する際に入る保険は、保険の対象がマンションの住人共同で使用するエントランスホールや通路などの「共用部」と、玄関から内側の「専有部分」の2つに分けられます。
共用部分については、マンションの所有者全員で組織する管理組合で保険に加入し、専有部分についてだけ各戸が個別に契約をします。
◆分譲と賃貸の違いに注意
賃貸物件を借りる際にも必ず火災保険への加入を勧められますが、この際の火災保険は主に自分自身の家財に対する家財保険と、大家さんに対する借家人賠償であり、建物全体に対する保険ではありません。
これに対し、マイホームを購入する際に加入する火災保険は、建物に対する補償が基本であり、家財については別途オプションとなります。
賃貸にお住まいの方がマイホームを購入して引越す際には、この違いについて特に注意しましょう。
◆地震保険は各社共通?
このように地震保険は火災保険に付帯させて、さらに補償の範囲を広くするという性質の商品です。
なお、地震保険の保険料は法律に基づいて一律に決められているため、どの保険会社の地震保険でも違いはありません。
保険会社を選定する際には、主契約である火災保険の補償内容をベースに判断することになります。
昨今、大きな地震が続いているため、とりあえず地震保険に加入しておくという人が増えています。
ただ、地震保険は火災保険とは違った支払条件が設定されているため、これを正しく理解していないと、予想と違う保険金になってしまう恐れがあります。
まずは地震保険の内容をよく理解した上で、どの火災保険に加入するのかを検討すると良いでしょう。
Webサイト:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’S
住まいのお役立ち情報 お金
「住まいの保険を再確認!火災保険と地震保険の基本をおさらい」より
転ばぬ先の杖ならぬ、転ばぬ先の火災保険。
何事かあった時のためにもぜひ、いまご自身がどんな保険に加入していて、どんな保障がされるのか、よく確認なさってください。
有事の際に、入っていると思っていたけれど入っていなかった!? ということのないようにご注意くださいね。
また、現在火災保険に加入しているけれど、見直しをしたいとお考えの方。
ただいま賃貸に住んでいるけれど、加入している保険には地震保険がついていないようだから、別途加入しなおしたい。
もしそんな風に考えられたのでしたら、よろしければプレステージにご相談ください。
火災保険の見直しなども、ご相談いただければ具体的にご提案いたします。
もちろんお問い合わせだけでもOKですし、ご相談はいつでも大歓迎です!
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